こんにちは、東麻布リネディです。 桜の季節が過ぎ、新緑の気配を感じる季節になりましたね。
🐑 「骨付き」の先にある、赤身の旨み「ランプ」
写真は、私たちが大切にしている「ラムの火入れ」を象徴する一皿です。
当初、4月のメインはこの写真のようなラムチョップ(骨付き)を予定しておりましたが、日々食材と向き合う中で、「今、これをお客様に召し上がっていただきたい!」と確信した、さらに一歩踏み込んだこだわりをお届けします。
ラムのランプ肉は、腰からお尻にかけての非常にきめ細やかな赤身肉です。 脂の甘みに頼らず、肉本来の濃い旨みと、しっとりとした柔らかさを存分に楽しめる、いわば「お肉好きのための、通な部位」。
大きな塊のまま、繊細な火入れでじっくりと焼き上げ、最高にジューシーな状態でご提供します。 (※仕入れの状況によっては、ラムチョップが登場するサプライズな日もあるかもしれません。その日の「一番良い状態」を優先させていただきます!)
🍷 ポルトガルの赤ワインが、ランプ肉に魔法をかける
このランプ肉の力強い味わいに、どうしても合わせていただきたいのが、先日ご紹介しましたポルトガルの赤ワインです。
ほんのりとスパイシーで、凝縮したレーズンのような果実味。 このワインの後味に感じるかすかな甘みが、ランプ肉の清らかな赤身の旨みをぐっと引き立て、口の中で完璧なマリアージュを完成させます。 「お肉とワインが溶け合う」という体験を、ぜひこの組み合わせで感じていただきたいです。
🌿 脇役から主役へ。かき菜のソースも絶好調です
お魚料理に合わせている「かき菜」のソースも、大変ご好評をいただいています。 日本最古の伝統野菜が持つ、アスパラガスのような濃厚なコク。 「いつかこれでお菓子を…」という私の野望(?)も、お客様との会話の中でどんどん膨らんでいます。まだ召し上がっていない方は、ぜひお早めに!
【心温まる、最近の出来事】
実はここ最近、リネディには海外からのお客様も多く足を運んでくださるようになりました。
正直に申し上げますと……「かき菜」や「ウド」といった、日本固有の野菜や山菜独特の風味が、海外の方のお口に合うのだろうかと、少し不安を感じながらお出ししていたんです。
ですが、そんな心配をよそに、皆様驚くほど綺麗に召し上がってくださり、中にはわざわざ丁寧なお礼のメールをくださる方もいて、私たちが一番驚かされています。
「日本の春は、なんて繊細で力強いんだ」
そんな言葉をいただくたびに、日本の素晴らしい食材をフランス料理の技法で届けることの意義を、改めて噛み締めています。 言葉の壁を超えて、一皿から春の喜びが伝わる瞬間は、これ以上ない幸せです。
日本のお客様も、そして海外からのお客様も。 この場所で、今だけの「日本の春」を一緒に楽しんでいただけたら、これほど嬉しいことはありません。
一皿ごとに驚きと癒やしを感じていただけるよう、心を込めて準備してお待ちしております。 大切な方との記念日や、自分へのご褒美に、リネディの「春」を味わいにいらしてください。
