実は今月、少しドキドキしながらこの文章を書いています。
なぜなら11月のメニューには、世の中で最も好みが分かれる食材のひとつ、「レバー」をラインナップに加えたからです。
「レバー独特の臭みが苦手」 「あのパサパサした食感がどうしてもダメ」
もしそう思われているなら……ぜひ、11月のリネディでその固定観念を裏切らせてください。
完璧な火入れのタイミングで見極めたレバーは、パサつきなど一切ありません。お口の中で「トロリ」と濃厚にとろけ、特製のクリームソースと重なり合う……。 臭みゼロの純粋なコクだけが広がるその瞬間、思わず「あ、これなら食べられる」どころか「ワインが止まらない!」に変わるはずです。
苦手なものを「美味しい!」に変える瞬間こそ、私たちが最高にゾクゾクする瞬間でもあります。
地味だけど、毎年「あの一皿はある?」と聞かれる名物
そしてもう一皿。 フランスの伝統的な郷土料理「カスレ(白インゲン豆とお肉の煮込み)」から着想を得た、リネディ流のスペシャルプレートです。
鴨の贅沢な脂の旨味を吸わせた白インゲン豆。 正真正銘、見た目はどこまでも地味です(笑)。映えとは真逆の存在かもしれません。
ですが、やはり歴史を超えて愛されるフランスの郷土料理は、理屈抜きで美味い。
その本質的な美味しさをリネディらしく洗練された一皿に昇華させたところ、今や「毎年あの豆の料理、今年も出ますか?」とお問い合わせをいただくほどの隠れた名物になりました。
重厚な旨味が染み込んだ豆と鴨脂の余韻。これもまた、ワイン好きにはたまらない「泥棒な一皿」です。
🌰 11月は、心を満たす秋の味覚祭り
デザートには、栗や洋梨など、秋の終わりを彩る果実たちを贅沢に揃えました。
年末に向けて何かと慌ただしくなる季節ですが、東麻布の小さな空間で、温かいお料理と美味しいワインに身を委ねる時間はいかがですか?
「いつもと違う驚き」をご用意して、今月も皆様のご来店を心よりお待ちしております。
